2011年12月4日日曜日

松下幸之助 哲学・・ 「人間とは何か」

2011年12月4日運術勉強会 資料

•人間とは何か。物理的状態と精神的状態「なぜ生まれてきたか、どう死んでゆくか。」研究し、人間の役目、各個人別役目を考える勉強である。

松下幸之助の哲学
「人間の目的・・学問の使命」

ものの見方  双方の一致が成功の秘訣
• ①主観的・・自分中心の見方(願い)
• ②客観的・・全体からの見方(道)

• 「願」・・人間の願い「人間の立場から考えた目的」
• 「真理」・・人間の願いから離れて、宇宙真理、自然の理法から人間の目的を判断。

動かすことのできない宇宙摂理→生成発展の原理→
宇宙を貫き万物を貫く・千古不変の大原則
(絶えず真理を求めて、生成発展の原理を自覚して、お互いに生活の上で創意工夫を凝らすこと)

そこに学問の使命あり。

人間の天命とは

人間には自然の理に従って、万物を支配する天命が与えられ、人知の働きが子の天命を正しく活かすことで、万物は人間の支配に服する。

人知を正しく活かすためには、衆知を集めること。
衆知とは・・人間社会の到達する最高の知恵
お互いに衆知を集め、人間の天命を自覚し、これを高めるに努めること。

人間の特性は・・
 自然の理によって与えられた天命である。

現実は、だれしも、与えられた天命を悟らず、個々の利害、得失、知恵才覚にとらわれ、歩まんし、淘汰される

古今東西の先哲諸聖を始め、幾多の人の知恵が、自由に、何も妨げも受けずして、高められつつ、融合されているとき、その時々の総和の知恵は衆知となって、天命を生かす。衆知こそ、自然の理法を広く、共同生活の上に具現せしめ、人間の天命を発揮させる。
人間は崇高にして、偉大な存在である。互いにこの人間の偉大さを悟り、その天命を自覚し、衆知を高めつつ、生成発展に努めなければならない。
使命の意義を明らかにし、その達成を共有せんがため、ここに新しい人間観を提唱する。


衆知とは 
  ①すべての権力を排
       武力・財力・高慢な知恵を排除
    偶者と同じ立場において、提供され、吸収
    全ての人が余すところなく活用されている・・統合
  
  ②たえず、高めて行く。古き崇高な知恵も、時代あわせる。

人間性
 人間の本質は、天与のものであり、永却変わらず。素直な心で、その本質を究めることに努める。

 知情意の調和と向上
 (知情意とは、働きである。時と所に従って、異なる。千差万別)

理性と本能
 正常本能と異常本能
理性を磨いて教養を深めて行くと、人間本能は、人間の文化生活を進める力となる。

本能・・エンジン  理性は舵
  原因と結果を結び付け物事の善意を判断する力

天分の自覚・・・生命力・・天分を生かすには。
天分の発見は、見出したいと思う、強い願いと素直な心(内なる声)

礼の本義・・・・・・・
人間の第一歩、礼を知りこれを守ることによって、生活の秩序と平和の道が開ける。

第一の礼・・宇宙根源の力に対する礼。
第二の礼・・人間に対する礼
第三の礼・・物に対する礼

              宇宙根源の力




万物に指示された道
①生命力の線・・宇宙の根源に感謝 素直な心と感謝と祈念
②心的法則の線・人間の心と心との交わりに対する喜び、感謝・敬愛・互いに尊敬しあうこと。人倫や道徳
③物理的法則の線・物に対する尊重 茶碗ひとつ大切に。経済。

午後の講座で皆で衆知を学びあいました。

0 件のコメント:

コメントを投稿