パソコン教室で生徒さんと面談しているときに、みの虫亭主の話が出た。教室に通っている生徒さんは、みの虫から旅立った紳士達である。
ありときりぎりすとみの虫と蝶タイプ、4つの行動分析が出来る。 パソコン教室に通うきっかけを書き出していくと、おもしろいデーターだ出てきた。そのデーターの中に決して書き込まれない、みの虫生活を 私なりに想像してみる。
①みの虫亭主・(生活)・・
定年まで仕事で忙しく働いた男性人が定年になると 今までの労をねぎらうように、休みに入る。 バリバリ働いていたので、今までどおり、食事はきちんととり、 時間通りに起きて食事し、新聞を読み、ニュースを見る。
今まで働いたので少し休んで、昼ごはんを食べ、また少し休む 特に趣味もなく、仕事仲間も仕事での付き合いでしかなかったため 誘われることもなく、行くあてもないため、スケジュール手帳をにらめっこ。
パソコンも部下にまかせっきりで、出勤すればパソコンは電源が入っていて、いざとなると電源の入れ方すらわからない。何とか立ち上げても、エクセルの出来上がったセルに数字を入れるだけ。 ワードも知らず。年賀状すら出来ない。 マウスが思うように動かないため、癇癪を起こす。 俺には向いてないというように。 格闘の末、夕食・風呂・スポーツ観戦いつもの就寝時間には 目が重くなる。 心の中では、良くぞここまで働いた。ゆっくりしなければと思い、 終わりない、日常にどっぷりつかっていく。
爪楊枝さえおいと呼び、お茶と回りに声をかける。 家という蓑に囲まれて、威厳を保っていたように、家族に声をかけ、自らは、お前達のために、働いてきたんだと、口癖のように言う。 趣味がない。出かける用事もない。話す相手もいない。本人は全く困っていない。
妻たちは、そんな亭主を横目に、必要最小限の食事の世話をして、 さっさと用事だ旅行だと出かける。
冷や飯をレンジで暖めることさえ 出来ず。
残ったのはみの虫亭主と、野良猫たち。 次第に野良猫に愛着がわき、こっそり秋刀魚のしっぽを庭に投げてやる。俺の気持ちがわかるのは、お前達だけだなーと独り言を言いつつ。
野良猫は増え、みの虫亭主は今日も元気に、テレビに向かって 元気いっぱいだ。よッシャーそこだ、それいけ。イチロー・・・ 世界一と夜のダイジェスト版で楽しんでいたスポーツを 日中生で見える醍醐味に酔いしれて。
さてさて、始まったばかりのみの虫生活。
いつその殻から、這い出すのか。
SAREDO、蝶にはなれない。 これもまたよし。
(最近は女性も同じかもしれないが、女性は自分で食事を作るだろうと思っていた。すると、作らずにすべてコンビニ食事という30代をみつけた。みの虫亭主の女性版が、新種が見つかった。名は、・・・しばし考案中) 私はどちらかというと、ありタイプかもしれない。蝶タイプに成りたいが、優雅に花の蜜を頂く人生・・・キリギリスではない。
運術の話題は次回今月25日タイプ別に検証しよう。
勉強会は刈谷産業振興会館 10時半より16時まで